Ciao! M1のPTです.
今回は,10月下旬にイタリアのトリノで開催された30th Ka Conferenceに参加した報告です.
Ka Conferenceとは,NASAやESAなどの大物の宇宙機関等がどしどし参加する,衛星通信界で権威性が高い国際会議です.普段研究室で参加することが多いIEEE系の国際会議とはまた違った雰囲気になるのかなと思います.
今回開催されるトリノまでは,日本から合計17時間ほどかかりました.私は今回の出張が初海外であり長い移動時間に適応できるのか不安でしたが,無事到着することができました.こちらは経由したミラノ中央駅の写真です.

このミラノ中央駅はとある有名な建築家に「世界でもっとも美しい鉄道駅」と評されているようです.普段見るような鉄道駅(私は日本のものしか実際に行ったことは無かったのですが)と違って美術館のような雰囲気がありました.
その後も移動し,トリノのターミナル駅に到着しました.

トリノの中心駅周辺の風景
学会自体は大型ショッピングモールに附設する会議場で行われました.

初日は様々なセッションを聴講しつつコーヒーや軽食も楽しみました.すぐ下の写真はとあるパネルセッションの様子です.もちろん国際会議の一環ということで英語であり少々聞き取るのには苦労しましたが,最新の衛星通信の動向について知ることができました.

軽食などの様子.カフェイン中毒の私には助かりました
こちらはランチの様子です.ビュッフェ形式で様々な料理を頂くことができました.

また,この日は Welcome Receptionがありました.これ以外のランチやディナーは本記事の通りの学会会場で行われるのですが,このWelcome Receptionのみは特別な場所で行われました.それがこちらです.

なんと豪勢に,有名な観光地であるトリノ国立自動車博物館を丸ごと借りて開催されました.ちなみにトリノ自体はイタリアの中でも有力な工業都市であるかつ,有名な自動車ブランドであるFIATの発祥の地です.自動車博物館でFIATのルーツや詳細などについて存分に楽しむことが可能です.
会場内に入ると,アニメーションや料理,楽器などの会場設備が非常に整っており非常にお金がかかっていそうな感じがしました.

Reception会場内の様子
会場内でしばらく経つと,ぬるっとReceptionが始まりました.やはりイタリアということで,サーモン,生ハム,チーズなど1つ1つの素材のレベルが非常に高く美味しかったです.
こちらの卓では様々なチーズを用いた料理を頂くことができました.画像にはあいにく写っていませんが,水牛からとれる生モッツアレラは今までに食べたことのないような食感であり,私のみならず周りにいらっしゃった多くの方が驚愕していました.気になった方はぜひイタリア開催のKa Conferenceに参加してみてください.

チーズやチーズ料理・デザートがたくさん

そんなこんなでしばらく料理を楽しんでいると,博物館のツアーが始まりました.自動車の歴史であったり,詳細な構造であったり多くの要素を楽しむことができました.ただ最大限楽しむためには事前に多くの自動車の知識を準備することをお勧めします.
ツアーから帰ってきてしばらく食事を楽しんでいると,なんと楽器の演奏が始まりました.演奏を楽しみながらフードファイトも楽しむことができました.
次の日,私の発表がありました.

私自身初めての英語の発表でした.時間配分の算段がやや甘かったり,質疑応答を十分に聞き取れないといったこともあり,英語力不足を感じました..また,研究に関する温かいご助言を頂くことができました.今後の研究に活かしていきたいと思います.
この日はバンケットがありました.途中で研究機関の方とたびたび話す機会があり,最後までバンケットを楽しむことができました.
次の日はかまんべとビザさんの発表がありました.

かまんべの発表の様子
学会時間外でも,様々なイタリアの料理や風景を楽しむことができました.
下の写真はイタリア名物であるピザを食べに行ったときの写真です.私は「マルゲリータ」を頼み,結果緑が生い茂る巨大なピザが出現しました.野菜の味もしっかりしながら,チーズも負けず劣らずで美味しかったです.これで出張中の野菜不足を補うことができました.
下の写真はとあるカフェに立ち寄った時の写真です.
左のドリンクは「ビチェリン」と呼ばれるもので,グラスの下からエスプレッソ,ホットチョコレート,生クリームを3層に重ねたトリノ名物のドリンクです.甘そうなイメージが勝手にありましたが,想定より甘さが控えめですっきり飲めて,美味しかったです.
右のものは「マルゲリータ」と頼んだら出てきたものです.外国語って不思議ですね~,気になる方はぜひ要因を調べてみてください.こちらも非常においしかったです.
トリノ市街でのランニングにも行きました.川沿いを中心に走っていたのですが,非常に川の流れがゆっくりとしていて落ち着いた雰囲気を感じました.

帰りの飛行機でもイタリア語を飽きるほど聞きながら最後までイタリア気分を味わうことができました.
以上,Ka Conferenceの参加報告でした.
















